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便利屋のホームページ集客|問い合わせが来る9手順と載せる項目

便利屋のホームページ集客|問い合わせが来る9手順と載せる項目
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便利屋のホームページは、作る前に「載せる項目」を決めると問い合わせが変わります

便利屋のホームページは、載せる項目を先に決めてから作ると、問い合わせにつながりやすくなります。

前に自分の便利屋のホームページを作ったのに、問い合わせが来なかった。あるいは、制作会社に見積もりを聞いたら初期費用も毎月の管理費もかかると言われて、そこで手が止まっている。そういう状態で「便利屋 ホームページ」と検索している方が、この記事の読者だと考えています。

じつは、便利屋のホームページで問い合わせが増えるかどうかは、デザインの見栄えよりも「載せている項目」で決まる部分が大きいです。なぜなら、依頼する側は初めて見るホームページで「自分の困りごとを頼めるか」「いくらかかりそうか」「来てもらえるか」「連絡がついたら返事はもらえるか」を確かめられなければ、その場でページを閉じてしまうからです。

ここでは、便利屋のホームページ集客について、目的の決め方から、作り方の3択、載せるページと項目、料金の出し方、対応エリアの書き方、実績と声の見せ方、表示が求められる事項、問い合わせ導線、公開後にやることまでを9手順で並べます。

読み終えて頂ければ、今日のうちに、自分の便利屋のホームページに載せる項目を紙に書き出せる状態になります。

前に作ったホームページで問い合わせが来なかったのは、決め手が足りなかったからかもしれません

無料の作成サービスで1ページだけ作った、あるいは制作会社に頼んでトップページと会社概要だけができあがった。よくある形ですが、この状態では「頼めるかどうか」の決め手が読者に渡っていません。決め手とは、料金の出し方、対応エリア、できる作業とできない作業、問い合わせ後の返信までの流れといった、依頼する側が知りたい具体的な情報です。これらが1つでも欠けていると、他のページへ移動されてしまいます。なお、問い合わせが来ない状態を要因の側から分類した内容は、便利屋 集客を安定させる9つの集客チャネル|単発を継続案件へが「問い合わせが来ないホームページの2大要因」という見出しで扱っています。ここでは要因の分類を繰り返さず、決め手として載せる項目の側だけを取り上げます。

この記事が扱う範囲と、扱わない範囲

この記事は「便利屋のホームページに何を載せ、どう作るか」という実装の話に絞っています。次の論点は、それぞれ別記事のほうが厚く扱っているため、該当する章で改めてリンクします。

便利屋のホームページ集客は、目的の設定から公開後の運用まで、次の9手順で進めると迷わず形にできます

便利屋のホームページ集客は、目的の設定から公開後の運用までを、次の9手順に分けて無理なく順番に進めます。

  1. ホームページの目的を「問い合わせを受ける」1つに絞る
  2. 自作・WordPress・制作依頼のどれでホームページを作るかを、3つの物差しで選ぶ
  3. 便利屋のホームページに載せるページ構成を決める
  4. できる作業とできない作業を、ホームページに先に書く
  5. ホームページでの料金の出し方は、税の表示から決める
  6. ホームページでの対応エリアの書き方を決める
  7. 作業実績とお客様の声を、ホームページにどう見せるか決める
  8. ホームページに載せる事業者情報と、表示が求められる事項を確認する
  9. ホームページの問い合わせ導線をつくる

手順1|ホームページの目的を「問い合わせを受ける」1つに絞る

ホームページの目的は「問い合わせを受ける」の1点に絞ると、載せる内容も導線も自然とぶれなくなります。

目的を1つに決めておく効き目は、あとから迷ったときに現れます。会社案内、採用情報、地域貢献の紹介、この仕事を始めた思い。どれも書きたくなる材料ですが、載せるかどうかを毎回ゼロから考えていると、ページが増えるたびに判断がぶれます。判断の基準が「この情報は、依頼したい人が問い合わせボタンを押す手前で必要か」の一問に固定されると、載せる・載せないをその場で決められます。逆に、依頼を受け取ること以外の目的(同業者への発信、将来の採用募集)が同じ重さで並んでいる状態では、トップページの一番上に何を置くかを自分でも決められません。

目的が2つ以上あると、トップページで何も伝わらなくなります

トップページの一番上には「何をしてくれる人か」「どこまで頼めるか」がひと目でわかる一文を置きます。ここに複数の目的を詰め込むと、依頼したい人が自分に関係あるページかどうかを判断できず、離れてしまいます。

今日決めること:受け取りたい依頼を3つまで書く

今のうちに、受け取りたい依頼の種類を3つまで紙に書き出しておきます。この3つが、手順3のページ構成とサービス別ページの数を決める土台になります。

手順2|自作・WordPress・制作依頼のどれでホームページを作るかを、3つの物差しで選ぶ

ホームページの作り方は、自作・WordPress・制作依頼の3択から、3つの物差しで迷わず選べます。

物差しが「更新・ドメイン・やめたときに残るもの」の3つになるのは、便利屋の仕事の形に理由があります。作業の合間に片手で直せない仕組みは更新が止まり、止まったホームページは営業していないように見えます。屋号を変えずに長く続けるなら、ホームページの住所(ドメイン)が自分の名義かどうかが、あとになって効いてきます。そして、乗り換えるときに実績と声のデータが手元に残らなければ、そこまでに書いた時間が消えます。初期費用の安さや見た目の良さは、この3つを満たしたうえで比べる項目です。逆に、この3つを見ないまま初期費用の安さだけで決めると、作り替えが必要になった場面で選び直せる幅が狭くなります。

物差し①更新を自分の手でできるか

作業実績や料金の変更を、自分の手ですぐに直せるかどうかです。作業の合間にスマホから更新できる形にしておくと、ホームページが古いまま放置される事態を避けられます。

物差し②独自ドメインを自分の名義で持てるか

独自ドメインを自分名義で取得しておくと、将来サービスを乗り換える際にもホームページの住所を引き継げます。無料の作成サービスの一部は、サービス側のドメインの一部を借りる形になっており、乗り換え時にそれまでの評価を持ち越せない場合があります。

物差し③やめるとき、何が自分に残るか

制作会社との契約や作成サービスの利用をやめたときに、蓄積した作業実績やお客様の声のデータが自分の手元に残るかどうかを、契約前に確認しておきます。残らない形式で契約すると、乗り換えのたびに実績をゼロから作り直すことになります。

自作・WordPress・制作依頼、3つの物差しでの比較

比較軸 自作(無料の作成サービス) WordPress 制作依頼
更新のしやすさ スマホからすぐに自分で更新できるものが多い 慣れれば自分で更新できるが、最初の学習に時間がかかる 依頼先によっては、更新のたびに費用が発生することがある
独自ドメインの名義 サービスによっては取得できず、サービス側のドメインを借りる形になる 自分名義で取得できる 契約内容によって、自分名義になるか制作会社名義になるかが変わる
やめたときに残るもの サービスの形式によっては、実績データを持ち出せない場合がある データが自分の手元に残る 契約前に確認しないと、コンテンツが手元に残らないことがある
費用の出方 初期費用は抑えられるが、機能追加で有料プランへの移行が必要になることがある ドメイン・レンタルサーバー・設置作業の初期費用と、毎月の維持費用がかかる 初期費用に加え、毎月の維持費用や修正費用が発生することが多い

この比較表と、上に挙げた3つの物差しをあわせて、自分の状況に合う作り方を1つ選んでください。

無料の作成サービスで作る場合に向く場面と、残らないもの

無料の作成サービスは、費用をかけずにまず1ページを公開してみたい段階に向いています。一方で、ページ数やデザインの自由度に制限があることが多く、独自ドメインが持てない形式もあるため、長く使い続ける前提であれば③の観点を先に確認しておきます。無料期間だけの試用のつもりが、そのまま本番運用になってしまうケースもあるため、続けるかどうかを3ヶ月をめどに一度見直します。

WordPressで作る場合に必要になる作業

WordPressで作る場合は、独自ドメインの取得、レンタルサーバーの契約、WordPress本体の設置という準備が必要です。触ったことがない場合は、最初のページが公開できるまでに一定の学習時間がかかることを見込んでおきます。設置後の更新作業(ページ本体・プラグイン)を放置すると表示が崩れることがあるため、更新の担当を自分にするか制作会社に依頼するかも、この段階で決めておきます。

制作を依頼する場合に、依頼前に自分で決めておく5点

制作会社に依頼する場合は、便利屋の集客代行は必要か|外注の判断基準と契約前7確認で扱っている契約前の確認項目とあわせて、次の5点を自分の中で決めておくと、見積もりの比較がしやすくなります。

  1. 受け取りたい依頼の種類
  2. 載せたいページの一覧
  3. 更新を自分でするか任せるか
  4. 独自ドメインの名義
  5. 公開後の修正が何回まで無料か

この5点を同じ言葉で各社に伝えると、返ってくる見積もりを同じ土台で並べられます。1社ごとに伝える内容が違うと、金額の差が条件の差なのか、単価の差なのかを判断できません。

費用は「初期・毎月・自分の作業時間」の3つに分けて見積もる

便利屋のホームページの制作費用は、初期費用、毎月の維持費用、自分がかける作業時間の3つに分けて考えます。金額は制作会社や依頼するページ数によって幅があるため、複数の制作会社から同じ条件(受け取りたい依頼の種類・載せたいページの一覧・更新方法)で見積もりを取り、この3つの内訳で比べます。同じ条件で聞かなければ、安く見えた見積もりに後から追加費用が乗ることがあります。

開業の準備全体の中で、ホームページにいくらまで回せるのかを先に見ておくと、見積もりの上限を自分で持てます。開業時にかかる費用の内訳と目安額は、便利屋開業の資金はいくら?個人で始める手順と費用内訳が扱っています。本記事は金額の目安を示さず、費用の内訳の見方と見積もりの取り方に絞っているため、金額を確かめる場合は同記事をご覧ください。同記事は広告宣伝費の見出しでホームページ・チラシ・名刺をまとめて扱っているため、開業の準備全体の中でホームページにどれだけ回すかを見るときの帰属先になります。

補助金は回ごとに対象経費と上限が変わるので、申請する回の公募要領で確認する

ホームページ制作に使える公的な補助金や助成金の制度があります。対象になる経費の範囲や上限額、割合は制度の回によって変わるため、申請を検討する場合は、申請する回の公募要領で対象経費と上限を確認します。前回の募集要項をそのまま参考にすると、対象経費の区分がずれていることがあります。

スマートフォン表示と表示速度を確認してから公開する

依頼者の多くは、移動中や作業の合間にスマートフォンでホームページを開きます。パソコンの画面だけで見た目を確認して公開すると、スマートフォンでは文字が小さすぎる、ボタンが押しにくいといった問題に気づけません。公開前に、必ず自分のスマートフォンで実際の画面を開き、文字が読める大きさか、フォームのボタンが指で押しやすい位置にあるかを確認します。あわせて、ページが開くまでに数秒以上待たされないか、画像の枚数や容量が大きすぎないかも確認しておくと、表示に時間がかかって離脱される事態を防げます。

今日決めること:作り方の3択のうち、どれから試すかを1つ選ぶ

比較表と3つの物差しに自分の状況を当てはめ、まず試す作り方を1つだけ選びます。迷う場合は、無料の作成サービスで必須5ページ(手順3)を先に公開し、反応を見てから作り替える進め方でも構いません。

料金や送客件数が自社に合うか、個別に確認したい方へ

入力内容を確認後、担当者からご連絡します。

手順3|便利屋のホームページに載せるページ構成を決める

便利屋のホームページで必ず要るのは、トップ・料金・対応エリア・運営者情報・問い合わせの5ページです。

この5ページを「必須5ページ」と呼びます。ここに、サービス別ページ、営業時間・定休日、対応の流れ、作業実績、お客様の声、プライバシーポリシー、よくある質問を加えた「推奨ページ」を足していくと、依頼する側が疑問を持たずに問い合わせまで進みやすくなります。

ページ名 分類 必須項目 なぜ必要か
トップページ 必須 何をしてくれる人か、対応エリア、問い合わせ導線 最初に見るページで「自分に関係あるか」を判断させるため
料金ページ 必須 税込表示、料金が決まる要素、追加費用の条件、支払の時期及び方法(申込みまでフォームで受ける形の場合)、支払方法(現金・振込等の対応可否) 依頼前に金額感と支払い方法を確認したい読者が離脱しないようにするため
対応エリアページ 必須 対応する市区町村、エリア外の扱い 依頼できる範囲かどうかをすぐ確認できるようにするため
運営者情報ページ 必須 氏名又は名称、住所、電話番号、運営者の経歴 誰が対応するのかを明らかにし、安心材料にするため
問い合わせページ 必須 フォーム項目、返信できる時間、利用目的、申込みの撤回・解除(キャンセル規定。申込みまでフォームで受ける形の場合) 依頼を受け取る窓口として機能させ、依頼後の取り消しについても不安を残さないため
サービス別ページ 推奨 作業内容、作業の流れ、できないこと 依頼する側の言葉に合わせて見つけてもらうため
営業時間・定休日 推奨 対応可能な曜日・時間帯、定休日 問い合わせる前に、対応してもらえる時間かどうかを確認できるようにするため
対応の流れページ 推奨 依頼から作業完了までの流れ(依頼→見積り→作業→完了→お支払い) 初めて依頼する読者が、次に何が起きるかを事前にイメージできるようにするため
作業実績ページ 推奨 依頼内容、作業時間、使った道具、写真(許可を得たもの) 実際にやってもらえる作業のイメージを持たせるため
お客様の声ページ 推奨 依頼内容と感想、掲載許可の有無 依頼するかどうかの最後の後押しにするため
プライバシーポリシーページ 推奨 取得する個人情報の項目、利用目的、問い合わせ窓口 個人情報保護法第21条第1項の「あらかじめ公表」の手段として使うため
よくある質問ページ 推奨 依頼前によく聞かれる質問と回答 個別の問い合わせを減らし、依頼のハードルを下げるため

料金ページの「支払の時期及び方法」と、問い合わせページの「申込みの撤回・解除」は、いずれも申込みまでフォームで受ける形の場合に求められる項目で、手順8『ホームページに載せる事業者情報と、表示が求められる事項を確認する』の早見表と同じ項目です。ページを作る段階と、表示が求められる事項を確認する段階の両方で、同じ項目が抜けていないかを見比べてください。

必須5ページと、あとで足す推奨ページ

はじめに公開する時点では、トップ・料金・対応エリア・運営者情報・問い合わせの必須5ページだけでも始められます。運営者情報は独立したページを作らず、トップページ内に氏名又は名称・住所・電話番号の記載欄を置く形でも構いません。サービス別ページと作業実績ページは、依頼を受けるたびに1件ずつ増やしていく形でも問題ありません。営業時間・定休日、対応の流れ、よくある質問、プライバシーポリシーは、トップページや問い合わせページの中に項目として組み込む形でも構いません。

サービス別のページを分けると、依頼の言葉に合わせられます

草刈り、家具移動、簡単な修繕といった作業ごとにページを分けると、依頼する側が使う言葉と一致しやすくなります。1つのページにすべての作業を並べるよりも、依頼したい作業のページにたどり着きやすくなります。

運営者情報のページに入れる項目

運営者情報のページには、氏名又は名称、住所、電話番号に加えて、開業した経緯や、これまでどんな作業をしてきたかという経歴を書きます。表示が求められる事項の詳細は手順8『ホームページに載せる事業者情報と、表示が求められる事項を確認する』で扱います。

今日決めること:必須5ページのうち、どれから作るかに順番をつける

トップ・料金・対応エリア・運営者情報・問い合わせの必須5ページに、着手する順番を書いておきます。迷ったら、依頼者が最後に見ることが多い料金ページから先に固めると、他のページの書き方も揃いやすくなります。

手順4|できる作業とできない作業を、ホームページに先に書く

できる作業とできない作業を、理由つきで先にホームページへ書くと、問い合わせの精度がぐっと上がります。

先に書く順番が効くのは、断る場面が電話ではなく画面に移るからです。ホームページに作業名が並んでいなければ、依頼者は「たぶん頼めるだろう」と考えて電話をかけます。かけた側は期待してかけているので、その場で断ると気まずさが残り、断る側も説明の時間を使います。作業名と、対応できない作業を先に画面へ置いておけば、頼めるかどうかの判断は依頼者の側で終わります。「なんでも屋」という一語だけでは、草刈りが対象なのか、エアコンの取り付けが対象なのか、遺品の整理が対象なのかを読者が判断できません。自分が実際に受けている作業名を、依頼者が使う言葉のまま並べるところから始めます。

できないことを書くと、問い合わせの中身が変わります

「できないこと」を書くのは一見マイナスに思えますが、対応できない依頼を事前に減らせるため、電話や返信のやり取りが具体的な依頼に絞られます。例えば「動物の駆除は対応していません」「電気工事士の資格が必要な配線工事は対応していません」のように、対応できない理由が読者にわかる書き方にします。理由を書かずに「対応不可」とだけ並べると、なぜ断られたのかがわからず、同じ依頼が繰り返し来る原因になります。

許可や資格が必要な作業は、書き方を分ける

産業廃棄物の収集運搬や特定の工事など、許可や資格が必要な作業を扱う場合は、その旨をホームページに明記します。どの作業にどの許可・資格が必要かの判定は、便利屋の資格は不要|開業前に確認する許可・届出7つで扱っているため、そちらを参照してください。

今日決めること:できない作業を3つ以上、理由つきで書き出す

過去に依頼を断った作業、または受けたくない作業を3つ以上、断る理由とセットで書き出しておきます。これがそのまま「できないこと」のページの下書きになります。

本文の表だけでは伝わりにくい「必須/推奨」の階層構造を視覚化し、読者がその場でページ構成を書き出しやすくする

手順5|ホームページでの料金の出し方は、税の表示から決める

ホームページに料金を載せるときは、税込の総額表示を軸にして、追加費用が出る条件も近くに明確に書きます。

税の表示から決める理由は、あとから直すと全ページに波及するからです。料金ページ、サービス別ページ、トップページに抜き出した料金、見積書の書式。税抜で作り始めて途中で税込へ揃えると、この全部を直すことになります。逆に、税込の総額で書き始めれば、依頼者が最初に画面で見た金額と、作業当日に受け取る金額のずれが小さくなります。料金そのものの水準や値上げのタイミングは、便利屋の料金設定|原価から出す時間単価と料金表7ステップと便利屋単価上げる9つの方法|値上げで客が離れない伝え方が扱っているため、ここではホームページ上での見せ方を決めます。

価格を表示するなら、税込の総額で

消費税法第63条は、事業者が不特定かつ多数の者に対してあらかじめ価格を表示するときは、消費税額及び地方消費税額を含めた総額で表示するよう定めています。ただし、この規定は免税事業者を対象から除いているほか、専ら他の事業者に対してのみ課税資産の譲渡等を行う場合(事業者向けだけを相手にしている場合)は対象から除かれています。ホームページで個人のお客様にも広く価格を示す形にする場合は、この「不特定かつ多数の者に」という要件に当たり得るため、対象になる場合は税込の総額で価格を表示します。自分が免税事業者に当たるかどうか、依頼者の中心が個人か事業者かを踏まえたうえで、当てはまるかどうかを判断してください。

「〜円から」の書き方で、有利誤認を避ける

景品表示法第5条第2号は、取引条件について実際のものより著しく有利であると一般消費者に誤認される表示を禁止しています。「〜円から」という書き方をする場合は、どのような条件でその金額になるのかを近くに書き、実際の依頼で発生しやすい追加費用の条件も合わせて示します。最低作業時間や最低出張料を書かずに下限価格だけを大きく出すと、実際の見積もりとの差で問い合わせ後の信頼を損ねます。

追加費用が出る条件は、同じ画面の近くに書く

出張費、時間外費用、廃棄物処分費など、基本料金に含まれない追加費用が発生する条件は、料金の表示のすぐ近くに書きます。ページの下の方や別ページに分けてしまうと、依頼を受けてから料金の説明でつまずく原因になります。

今日決めること:料金ページに載せる「〜円から」の条件を1文で書く

「〜円からとなる条件(作業時間・作業内容)」を1文で書き出します。この1文が、料金ページの本文にそのまま使えます。

手順6|ホームページでの対応エリアの書き方を決める

ホームページの対応エリアは、市区町村を並べる形と、拠点からの距離や時間で示す形の2通りがあります。

どちらを選ぶかは、自分の商圏の形で変わります。市区町村が細かく分かれている都市部なら、地名を並べる形のほうが依頼者の検索語と一致しやすくなります。市域が広く、隣の市まで車で15分という地域なら、片道の時間で示す形のほうが実態に合います。判断に迷う場合は、直近に受けた依頼の住所を10件ほど書き出し、市区町村がばらけているか、拠点から近い順に固まっているかを見ると決めやすくなります。書き方を決めたら、対応エリアのページとトップページの両方で同じ表現に揃えます。

市区町村を並べる形と、「◯◯市を中心に片道◯分」の形

市区町村を並べる形は、地域名で検索する読者にとってわかりやすい書き方です。一方で「◯◯市を中心に片道◯分」という書き方は、隣接する地域からの問い合わせも拾いやすくなります。両方を併記する形も選べます。

交通費・出張費の境界をエリアの近くに書く

対応エリアの表示のすぐ近くに、交通費や出張費が発生する境界を書いておくと、エリアの端に近い依頼者が事前に金額感をつかめます。

エリア外から依頼が来たときのための一文

対応エリア外からの問い合わせが来た場合の対応方針を、一文で用意しておきます。受ける場合の文例は「対応エリア外でも、内容によってはご相談を承ります。まずはお問い合わせください」。受けない場合の文例は「大変申し訳ございませんが、対応エリア外のご依頼はお受けしておりません。近隣の対応業者をご案内できる場合があります」です。どちらか一文を決めておくと、返信のたびに迷わずに済みます。

今日決めること:対応エリア外の一文を、受ける・受けないのどちらかで確定する

上の2つの文例のうち、自分の稼働状況に合うほうを選び、そのまま対応エリアページ(まだ作っていなければトップページの対応エリア欄)に書き加えます。

手順7|作業実績とお客様の声を、ホームページにどう見せるか決める

作業実績とお客様の声は、依頼者の不安を減らし、依頼を決める最後のひと押しになる大切な要素です。

ひと押しになる理由は、依頼者が確かめたいのが腕前の高さではなく「見当がつくこと」だからです。作業実績は、自分の困りごとに近い事例があれば「これと同じことを頼めばいい」という見当を与えます。お客様の声は、当日の進み方や職人の様子という、写真には写らない部分の見当を与えます。この2つがそろうと、初めての依頼でも当日の光景を思い浮かべられる状態になります。ただし、どちらも書き方に線があり、載せ方を誤ると景品表示法が禁じる誤認表示にあたる可能性があります。型を決めてから1件目を書きます。

顔写真・実名・経歴を出すことが、依頼者の決め手になる理由

便利屋への依頼は、多くの場合、見知らぬ人を自宅や敷地に招き入れる取引になります。名前や顔がわからない相手に家の鍵や庭を任せることに、依頼者は少なからず不安を感じます。運営者情報のページに顔写真、実名、これまでの経歴を載せておくと、その不安を減らす材料になります。写真や実名を出すことに抵抗がある場合は、無理に載せる必要はありません。その場合は、顔写真の代わりに作業中の後ろ姿や道具を写した写真、屋号での活動歴、資格の有無を具体的に書くことで、代わりの安心材料にできます。

作業実績1件の型(依頼内容・作業時間・人数・使った道具・気をつけた点・前後の写真)

作業実績は、次の6項目をそろえると、1件ごとの粒度が揃います。記入例つきで並べます。

  1. 依頼内容:庭の草刈りと剪定枝の処分
  2. 作業時間:約2時間30分
  3. 対応した人数:1名
  4. 使った道具:刈払機、剪定ばさみ、軽トラック
  5. 気をつけた点:隣家との境界の生垣を傷つけないよう、事前に境界線を依頼者と一緒に確認してから作業した
  6. 前後の写真:作業前と作業後を同じアングルから1組で撮影し、変化がひと目でわかるように並べて掲載

写真は撮る前に許可をとる(伝える3点と、そのまま使える文例)

作業実績の写真は、撮影前に依頼者へ許可をとります。伝える内容は次の3点です。

  1. ホームページに掲載する目的で使うこと
  2. 建物や表札など個人が特定できる範囲は写さないこと
  3. 掲載後に削除の希望があれば対応すること

文例としては「作業の様子をホームページの実績としてご紹介させて頂いてもよろしいでしょうか。個人が特定できる部分は写さないようにいたします」という形が使えます。作業前後の写真を並べる場合も、同じ許可の範囲でまとめて確認しておくと、後から片方だけ使えないという事態を避けられます。

建物や表札が写り込むときに外すもの

写真を撮る際は、表札、車のナンバープレート、隣接する住宅の外観など、個人や場所が特定される要素が写り込んでいないかを確認し、写り込んでいる場合はその部分を外すか、写真自体を使わない判断をします。

声を載せるときに越えてはいけない線

お客様の声を載せる場合、実際に依頼された内容と異なる感想を作成したり、依頼者本人の言葉を大きく書き換えたりすることは、景品表示法第5条が禁止する誤認表示にあたる可能性があります。また、口コミの投稿を依頼した場合の表示規制の対象は、その口コミの元になるサービスを供給する事業者、つまり自分自身になります。依頼した口コミや発信の扱いの詳細は、便利屋の集客代行は必要か|外注の判断基準と契約前7確認で扱っています。

実績がまだ少ないときの書き方

開業してすぐで実績がまだ少ない場合は、無理に件数を水増しせず、これまでの職歴や前職での経験を運営者情報のページで丁寧に伝える形でも代わりになります。具体的には、前職での在籍年数、担当してきた作業の種類、扱ってきた工具や資格を1〜2件の実例つきで書きます。「経験豊富です」とだけ書くよりも、「◯年間、設備会社で配管工事に従事」のように具体的な年数と内容を書いたほうが、実績件数が少ない状態を補えます。

今日決めること:作業実績1件を、上の6項目の型で書き出す

直近の作業を1件選び、依頼内容・作業時間・人数・使った道具・気をつけた点・前後の写真の6項目で書き出します。この1件がそのまま作業実績ページの最初の投稿になります。

手順8|ホームページに載せる事業者情報と、表示が求められる事項を確認する

便利屋のホームページで申込みまで受ける形にする場合は、法令上、表示が求められる事項が複数あります。

求められる事項が増えるかどうかは、ホームページで何を受けるかによって変わります。会社案内と連絡先だけを置いて、依頼のやり取りは電話や対面で行う形と、フォームで申込みまで完結させる形は、当てはまり方が違います。まず自分のホームページがどちらの形なのかを決め、そのうえで下の項目を1つずつ照らしていきます。表示の話は後回しにしやすい領域ですが、料金ページや問い合わせページを書き終えてから足すと、書き直しの量が増えます。

申込みまでホームページで受ける形にするなら、通信販売の広告に当たることがあります

特定商取引に関する法律第2条第2項は、通信販売を「販売業者又は役務提供事業者が郵便その他の主務省令で定める方法により売買契約又は役務提供契約の申込みを受けて行う商品若しくは特定権利の販売又は役務の提供であつて電話勧誘販売に該当しないもの」と定義しています。ホームページ上のフォームで申込みまで受ける形にする場合、この通信販売に当たることがあります。その場合、第11条により、販売条件又は提供条件についての広告をするときは、定められた事項を表示しなければなりません。会社案内や見積もり相談の受付に留め、申込みそのものは電話や対面で行う場合は、当てはまり方が変わります。自分のホームページの受付の形がどちらに当たるかを、まず確認してください。

表示する事項は第11条第1号〜第6号と、省令で定める10項目

第11条は、販売価格又は役務の対価、支払の時期及び方法、役務の提供時期、申込みの期間に関する定め、申込みの撤回又は解除に関する事項、その他主務省令で定める事項の表示を求めています。この「その他主務省令で定める事項」は、特定商取引に関する法律施行規則第23条で定められており、販売業者又は役務提供事業者の氏名又は名称・住所・電話番号のほか、全部で10項目にわたります。

ただし書=請求により書面・電磁的記録を遅滞なく提供する旨を表示する場合

第11条にはただし書があり、広告に「請求があれば、これらの事項を記載した書面又は記録した電磁的記録を遅滞なく交付・提供する」旨を表示する場合には、事項の一部を表示しないことができます。すべての事項をトップページに詰め込む必要はなく、この仕組みを使ってページを整理する方法もあります。

フォームで連絡先を受け取るなら、利用目的を明示する

個人情報の保護に関する法律第21条第2項は、本人から直接書面(電磁的記録を含む)に記載された個人情報を取得する場合、あらかじめ利用目的を本人に明示しなければならないと定めています。問い合わせフォームで氏名や連絡先を受け取る場合は、この規定に当たり得るため、フォームの近くに利用目的の一文を明示します。文例は「いただいた情報は、お問い合わせへのご回答とお見積りのご案内のために利用します。それ以外の目的には使用しません」です。ただし、取得の状況からみて利用目的が明らかであると認められる場合はこの限りではないとされています。

プライバシーポリシーは、あらかじめ公表するか、取得時に明示するかの2通りで用意します

個人情報の保護に関する法律第21条には、取得場面によって異なる2つのルートがあります。1つは第1項の「あらかじめその利用目的を公表している場合」で、プライバシーポリシーページに取得する情報の項目と利用目的をまとめて掲載しておくことで満たせます。もう1つは第2項の「本人から直接書面に記載された個人情報を取得する場合」で、こちらは問い合わせフォームの近くに利用目的の一文を明示する対応になります。プライバシーポリシーページを1枚用意し、フォームの近くにその要約を1文添える形にすると、両方のルートを同時に満たしやすくなります。

表示義務の早見表(何を・どのページに・どの条文で)

特定商取引に関する法律を根拠とする行は、いずれも申込みまでフォームで受ける形の場合に求められる項目です。会社案内と連絡先だけを置くホームページでは、当てはまり方が変わります。

何を どのページに どの条文で
氏名又は名称、住所、電話番号 運営者情報ページ 特定商取引に関する法律施行規則第23条第1号(申込みまでフォームで受ける形の場合)
販売価格又は役務の対価、支払の時期及び方法 料金ページ 特定商取引に関する法律第11条第1号・第2号(申込みまでフォームで受ける形の場合)
役務の提供時期 料金ページまたはサービス別ページ 特定商取引に関する法律第11条第3号(申込みまでフォームで受ける形の場合)
申込みの撤回・解除に関する事項 問い合わせページまたは料金ページ 特定商取引に関する法律第11条第5号(申込みまでフォームで受ける形の場合)
個人情報の利用目的(取得時の明示) 問い合わせフォームの近く 個人情報の保護に関する法律第21条第2項
個人情報の利用目的(あらかじめの公表) プライバシーポリシーページ 個人情報の保護に関する法律第21条第1項
税込の総額表示 料金ページ 消費税法第63条(免税事業者・専ら事業者向けの取引は対象外)

この表の「支払の時期及び方法」と「申込みの撤回・解除に関する事項」は、手順3『便利屋のホームページに載せるページ構成を決める』で決めた料金ページ・問い合わせページの必須項目とそれぞれ対応しています。ページを作る段階でこの2つが抜けていないか、あわせて確認してください。

この表示の点検は、当社(つむぐ屋)のサイトも同じ対象です。2026年7月30日に自社サイトを見直した時点で、早見表の項目に対応する記載は少なくとも5か所ありました。所在は、トップページの運営についての節(氏名又は名称と住所)、プライバシーポリシーの個人情報取扱事業者の節、同じページの利用目的の節、同じページの開示や訂正などの受付窓口の節、そして問い合わせフォームの近くに置いた利用目的の一文です。一方で、トップページ本体には電話番号を掲載していません(当社のフォームは資料請求と相談の受付で、申込みまで受ける形にはしていないため、早見表の特定商取引に関する法律の行は当てはまり方が変わります)。それでも同じ物差しを自分に当てれば、どこに何を出すかは見直しの対象として残ります。自分のサイトを点検するときも、この形で「どこに何を書いたか」を所在ごとに数えると、抜けが見えます。

今日決めること:早見表の7項目のうち、まだ載せていないものにチェックを入れる

上の早見表を印刷するか書き写し、自分のホームページ(または作る予定のホームページ)にすでにある項目とない項目を分けます。ない項目から手順3のページ構成に足していきます。

料金や送客件数が自社に合うか、個別に確認したい方へ

入力内容を確認後、担当者からご連絡します。

対応地域・経験・現場余力から、案件紹介との相性を確認したい方へ

全7問。回答内容をもとに適合性を確認します。

手順9|ホームページの問い合わせ導線をつくる

問い合わせ導線は、フォームの項目数と返信できる時間の目安を必ず決めておくと、しっかり機能します。

この2つを先に決める理由は、どちらも「決めていない」状態が依頼者の画面に見えてしまうからです。項目が多いフォームは、入力の途中で手が止まります。返信の目安が書かれていないフォームは、送ったあとに連絡が来るのかが分からず、待っている間に別の便利屋を探されます。逆に、項目が6つ以内で、返信できる時間が1行書かれていれば、依頼者は送ってから待つ理由を持てます。作業中で手が離せない立場だからこそ、待たせる前提を先に書いておくことが効きます。

フォームの項目は6つまでにする(項目表)

項目 必須/任意
氏名 必須
連絡先(電話番号またはメールアドレス) 必須
依頼したい作業の内容 必須
希望する対応エリア・住所 必須
希望する日時 任意
写真の添付 任意

入力する項目が多いほど、依頼者にとって入力の負担が増え、途中で離脱される一因になります。まずはこの6項目で始め、実際の問い合わせのやり取りで必要な項目が見えてきたら見直します。

返信できる時間を先に書く(作業中は電話に出られない前提で)

作業中は電話に出られないことが多いため、フォームの近くに「◯時〜◯時の間に折り返します」といった返信できる時間の目安を先に書いておきます。返信までの時間を約束しておくことで、依頼者が他の便利屋を探し始めるまでの待ち時間の不安を減らせます。

受け取った問い合わせを記録する列

問い合わせを受けたら、受付日、依頼内容、返信日、対応の結果を記録する列を1つ用意しておきます。件数が増えてきたときに、どの経路からの問い合わせが多いかを振り返る材料になります。

今日決めること:フォーム項目を6つ以内で確定し、返信できる時間を1つ決める

上の項目表を自分の受付内容に合わせて調整し、6項目以内で確定します。あわせて、平日と土日で返信できる時間帯が違う場合は、それぞれ1つずつ書き出します。

ホームページを公開した後にやること(最初の4週間の手入れ)

ホームページは公開して終わりではなく、最初の4週間の手入れで反応の変化が少しずつ見えてきます。

4週間という区切りを置くのは、公開直後の数字が動きにくいからです。検索エンジンに認識され、検索結果に出て、そこから人が訪れるまでには時間の幅があります。1週間で数字を見て「効かなかった」と判断すると、まだ結果が出ていない状態を失敗と読み違えます。逆に、半年放置してから見直すと、直せる箇所が増えすぎて手が付けられません。公開日をカレンダーに書き、4週間後に確認する日を先に決めておくと、手入れが1回で止まらずに続きます。

検索エンジンに公開を知らせる(URL検査ツールで「インデックス登録をリクエスト」する)

ホームページを公開したら、Search Consoleに登録し、Search Console ヘルプ|URL検査ツールで「インデックス登録をリクエスト」するの手順に沿って、公開したページのURLで「インデックス登録をリクエスト」します。この手続きをしなくても、時間が経てば検索エンジンに認識される場合がありますが、リクエストしておくと認識されるまでの時間が早まる場合があります。

4週間で見る3つの数字(表示・クリック・問い合わせ)

公開から4週間は、次の3つの数字を見ます。

  1. 検索結果に表示された回数
  2. 表示からクリックされた回数
  3. 実際に届いた問い合わせの数

表示はされているのにクリックされない場合と、クリックはされているのに問い合わせに至らない場合とでは、見直す箇所が変わります。

反応がないときに触る順番(載っていない項目 → 料金の出し方 → 実績 → 導線)

反応が薄いときは、まず手順3で決めたページ構成のうち載せ忘れている項目がないかを確認し、次に料金の出し方、次に作業実績の見せ方、最後に問い合わせ導線の順に見直します。一度にすべてを変えると、何が効いたのかがわからなくなるため、1つずつ試します。ホームページの手入れだけでなく、依頼が来ない期間そのものへの向き合い方は、便利屋が暇で仕事ないときの原因診断と空き枠を埋める7手順で扱っています。ホームページ経由の問い合わせが少ない時期は、この記事の手順とあわせて空き枠の埋め方を見直すと、片方だけを直すより早く反応が変わります。

更新を続ける仕組み(作業の帰りに写真1枚)

更新を続ける一番簡単な方法は、作業の帰りに写真を1枚撮っておく習慣です。週に1件でも作業実績が増えていくと、ホームページが動いていることが伝わります。逆に、更新が長期間止まっているホームページは、依頼者から見て「今も営業しているか」という不安材料になることがあります。写真を撮る余裕がない週は、依頼内容と作業時間だけをメモしておき、あとでまとめて追記する形でも続けられます。

今日決めること:インデックス登録のリクエストと、最初に見る数字を1つ決める

Search Consoleへの登録日を予定に入れ、公開後にURL検査ツールから「インデックス登録をリクエスト」する日を決めます。あわせて、4週間後に最初に確認する数字(表示・クリック・問い合わせのいずれか)を1つ決めておきます。

法令に基づく7項目の表示義務を、印刷して使えるチェックリスト形式で視覚化し行動につなげる

ホームページと、他の集客の入口との役割分担

便利屋のホームページは、検索・地図・SNS・LINE・チラシ・紹介など11種類ある入口のうちの1つです。

入口を1つに絞らないほうがよい理由は、入口ごとに届く相手と届く速さが違うからです。紙で配れば今週の依頼が動き、検索で見つけてもらえれば来月以降の依頼が積み上がります。地図に載れば近所から呼ばれ、紹介は最初から信頼がある状態で届きます。どれが優れているかではなく、それぞれの役目が違います。便利屋の集客の入口は、次の11種類に分けられます。

  1. 検索(SEO・記事やオウンドメディア)で見つけてもらう
  2. MEO(Googleビジネスプロフィール・Googleマップ)に登録する
  3. リスティング広告(検索連動型)を出す
  4. SNS(Instagram・X・TikTok・Facebook)で発信する
  5. LINE公式アカウントでやり取りする
  6. チラシを配る(新聞折込・店頭・手配り)
  7. ポスティングで各戸に投函する
  8. 紹介をもらう
  9. 口コミで広がる
  10. 顧客名簿からリピートの声かけをする
  11. 登録型サービス(作業ごとに手数料がかかる形)に載る

入口ごとの特徴・使い分け・組み合わせ方は、便利屋 集客を安定させる9つの集客チャネル|単発を継続案件へが、代表的な9つの入口を軸に扱っています。本記事は、この11種類のうち「ホームページ」1つに絞って、載せる項目と作る順番を扱います。これらの入口を自分の手で回すか、外に頼むかという判断は、便利屋の集客代行は必要か|外注の判断基準と契約前7確認が同じ11種を外注できる範囲で分類しています。ホームページは、この11種の中で、外に頼んでも最後は自分の手元に残る入口として置きます。

紹介・チラシ・地図・登録型サービスとの並べ方

紙媒体での届け方は便利屋 チラシ集客の始め方|配り方10種と反響の計算式、検索や地図で見つけてもらう対策と、登録型サービスとの使い分けは便利屋 集客を安定させる9つの集客チャネル|単発を継続案件へで扱っています。ホームページはそれらの入口から来た人が最終的に確認する場所として位置づけます。

ホームページを「受け皿」に置くと、他の入口が効きやすくなります

チラシを見た人も、紹介された人も、最終的にはスマホで名前を検索してホームページを確認することが多くあります。ホームページの内容が薄いと、他の入口でつかんだ信頼を最後の場面で失うことになります。

ホームページを持たずに、案件を外から受け取るという選び方

便利屋には、ホームページを自分で育てる以外に、外から案件を受け取るという選び方も検討する価値があります。

この選び方を並べて置くのは、ホームページを育てる時間が、そのまま現場に出られない時間になるからです。1人で動いている間は、ページを書く時間と作業に出る時間が同じ財布から出ています。自分の入口を育てるほうに時間を回すか、案件を受け取る側に回して現場の時間を守るか。どちらを選んでも構いませんが、決めないまま両方を中途半端に進めると、どちらも形になりません。当社(つむぐ屋)は後者の仕組みを提供している立場なので、向く場合と向かない場合の両方をここに書きます。

当社(つむぐ屋)が提供している仕組みと、料金の考え方

当社(つむぐ屋)では、月額固定の料金で、対応地域・得意分野に合う案件をご案内する仕組みを提供しています。料金と提供内容は改定されることがあるため、最新の内容は公式ページでご確認ください。成約後の紹介手数料・売上歩合はありません。

供給件数は、客観的な有効案件条件を満たす案件の目安です。売上・成約・無条件の最低件数を保証するものではありません。

この形が向く人・向かない人(自己開示)

自分のホームページを育てる時間を作業に充てたい人には、この形が向いています。一方で、自分の名前で長く集客の土台を育てたい人にとっては、ホームページを自分で持つ選択肢の方が合う場合もあります。どちらか一方が正解というものではなく、自分の状況に合わせて選ぶものです。

屋号と顧客は自分のもの、という前提を先に確認する

こうした仕組みを利用する場合でも、屋号や顧客との関係は自分のものであるという前提を、契約前に確認しておくことをおすすめします。この前提は、自分のホームページを持つ場合でも、案件を外から受け取る場合でも変わりません。

便利屋のホームページ集客の用語早見表(意味と使いどころ)

便利屋のホームページ集客で繰り返し出てくる言葉を、語・意味・使いどころの3列で1行ずつまとめました。

語 意味 自分としての使いどころ
ホームページ(自社サイト) 自分の名義で持つ、事業者情報を掲載するサイト 自分の入口として育てるかどうかを決める対象
Googleビジネスプロフィール 地図検索に表示されるための無料の登録機能 ホームページとあわせて登録すると見つけてもらいやすくなる
Search Console 検索エンジンへの表示状況を確認する無料ツール 公開後にURL検査ツールから「インデックス登録をリクエスト」する際に使う
特定商取引法に基づく表記 通信販売の広告に求められる表示事項をまとめたページ 申込みまでホームページで受ける場合に用意する
独自ドメイン 自分名義で取得するホームページの住所 乗り換え時に評価を引き継ぐために持っておく

まとめ|便利屋のホームページは「載せる項目」を決めてから作る

便利屋のホームページ集客は、次の9手順で進めます。

  1. ホームページの目的を「問い合わせを受ける」1つに絞る
  2. 自作・WordPress・制作依頼のどれでホームページを作るかを、3つの物差しで選ぶ
  3. 便利屋のホームページに載せるページ構成を決める
  4. できる作業とできない作業を、ホームページに先に書く
  5. ホームページでの料金の出し方は、税の表示から決める
  6. ホームページでの対応エリアの書き方を決める
  7. 作業実績とお客様の声を、ホームページにどう見せるか決める
  8. ホームページに載せる事業者情報と、表示が求められる事項を確認する
  9. ホームページの問い合わせ導線をつくる

各手順の本文には「今日決めること」を置いています。手順と、その章で紙に書き出せるものの対応は次のとおりです。

手順 その章で決められること
手順1 受け取りたい依頼の種類を3つまで書く
手順2 作り方の3択から、まず試す1つを選ぶ
手順3 必須5ページに着手の順番をつける
手順4 できない作業を3つ以上、断る理由つきで書き出す
手順5 料金ページの「〜円から」となる条件を1文で書く
手順6 対応エリア外への一文を、受ける・受けないのどちらかで確定する
手順7 作業実績1件を、6項目の型で書き出す
手順8 早見表の7項目のうち、まだ載せていない項目を洗い出す
手順9 フォーム項目を6つ以内で確定し、返信できる時間を1つ決める

デザインの見栄えよりも先に、載せる項目を決めることが、便利屋のホームページで問い合わせを受け取るための土台になります。

料金や送客件数が自社に合うか、個別に確認したい方へ

入力内容を確認後、担当者からご連絡します。

対応地域・経験・現場余力から、案件紹介との相性を確認したい方へ

全7問。回答内容をもとに適合性を確認します。

よくある質問

Q1. 便利屋のホームページは自分で作れますか。

A1. はい、無料の作成サービスやWordPressを使えば、専門知識がなくても自分の手で作ることができます。どれを選ぶかは、更新のしやすさ、独自ドメインの名義、やめるときに何が手元に残るかの3つの物差しで判断してください。

Q2. 便利屋のホームページに料金を載せないほうがよいのでしょうか。

A2. 載せないという選択肢もありますが、料金の目安がわからないと問い合わせをためらう読者もいます。載せる場合は税込の総額で表示し、追加費用の条件を近くに書いてください。

Q3. 作業実績の写真は、お客様に毎回許可をとる必要がありますか。

A3. はい、掲載する目的で写真を使う場合は、撮影前にお客様へ許可をとることをおすすめします。個人や場所が特定できる部分は外すか、写真自体を使わない判断をしてください。作業前後を並べる写真も、同じ許可の範囲でまとめて確認します。

Q4. ホームページに住所を載せたくない場合はどうすればよいですか。

A4. 通信販売の広告に当たる形で運用する場合、氏名又は名称・住所・電話番号の表示が求められます。特定商取引に関する法律施行規則第23条第1号に定めがありますが、同法第11条のただし書により、請求があれば書面又は電磁的記録を遅滞なく提供する旨を表示することで、一部の事項を省略できる場合があります。自分のホームページの受付の形がどちらに当たるかを確認したうえで判断してください。

Q5. 公開してから、どれくらいで問い合わせが来ますか。

A5. 公開時期や対応エリア、載せている項目によって条件が異なるため、一律の期間は示せません。まずは4週間、表示・クリック・問い合わせの3つの数字を確認しながら、載っていない項目から順に見直していく進め方をおすすめします。

出典(便利屋のホームページの表示に関する法令・ガイド)

本記事で確認した範囲では、法令はいずれも2026年7月30日に法令データベースから取得したものです。自分のホームページの運用方法によって当てはまり方が変わるため、判断に迷う場合は条文の原文を直接確認してください。

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